陰陽師つながりで、どんなこと話すのか非常に興味ありましたが、もうなんというか、格の違いがありすぎて、羽生狼狽!!
めっちゃテンパっている羽生結弦君と落ち着き払った野村萬斎さんのコントラストがすごかったです。
今日は、羽生×野村の対談を見ての感想をちょっと。
羽生結弦君、振り付け変えたいとまで言ってましたよ。
羽生結弦と野村萬斎
今回の対談は、羽生結弦君の希望で実現したようですね。もちろん、羽生君の2015-2016シーズンのフリーのプログラム「SEIMEI」は、野村萬斎さんが阿倍晴明を演じた映画【陰陽師】の主題歌を使っているからでしょう。
だけど、野村萬斎さんは別に阿倍晴明ではないのに、羽生君、すごく緊張していて、もう狼狽しているという感じ。
ま、それもかわいいなっておばちゃん思いましたが、対談を最後まで見てみて納得しました。
同じ演技をする人同士ですが、やっぱり格が違う。
ま、これは年齢ってのも大いに関係していると思いますがね。
野村萬斎から羽生結弦へアドバイス
羽生君が悩んでいるところや、阿倍晴明を演じる際の表現の仕方をアドバイスしてもらっているんですが、一言一言が重い!演技に入る前のポーズ、口の前にあてた2本の指。。。ではなくて、反対の手の意味を考えるというアドバイス。
野村萬斎さんが晴明を演じたときは、烏帽子と着物の袖があったため、それでもきれいに見えるポーズになるように考えたそう。
でも、羽生君の衣装には烏帽子も袖もない。
ということで、野村萬斎のポーズをただまねるのではなく、なぜそこに手があるかの意味を考えたほうがいいとのアドバイス。
フラメンコチックになるけどねっていうオチつきで。
ほほー。
また、演技最後に太鼓の音を表現したいという羽生君の質問には、音を表現したいというか、音を出してもいいが、そこに羽生結弦がいないといけない、というようなアドバイス。
そして、表現の例も披露。
それを見た羽生結弦君、「振り付け変えたい!」の一言。
私以前に、
羽生結弦、陰陽師の振付はカナダ人シェリー・ボーン。外人に和が理解できたのか?
という記事を書いたのですが、やはり若い羽生君とシェリーさんでは陰陽師の深さは理解できていないな、という結論。
っていうか、20歳そこらの子が、そこまで理解できて演技できたら化け物ですけど、そばに野村萬斎さんみたいに、すべてに共通する演技について語れる人がいたら、羽生結弦君の演技も見違えるように変わるかも?って思える内容でした。
ということで、今回の感想まとめは野村萬斎、君すごいね!でした。
映画陰陽師が2001年作と15年位前の作品ですから、野村萬斎さん、この時すでに30歳を過ぎています。
20歳で表現している羽生君とは経験が違うのはしかたないですが、羽生君のフリーの演技がちょっと変わるかもしれませんね。
振り付け変わるかはわかりませんが(笑)